Keith H. Baratz教授(メイヨークリニック)が弊社アドバイザーに就任
Baratz教授は米国を代表する医療機関であるメイヨークリニックで眼科学の教授を務められています。角膜疾患をご専門とされ、角膜移植など数多くの眼科手術をされています。また、角膜移植の原因の約40%を占めるとされるフックス角膜内皮ジストロフィという病気についてTCF4遺伝子のSNPと関連することを見出し1、さらにTCF4遺伝子の三塩基繰り返し配列が患者さんの約80%に存在するという2、画期的な発見をされました。フックス角膜内皮ジストロフィの病気のメカニズムや治療法の開発に大きな影響を与えた発見でした。
Baratz教授には弊社のアドバイザーとして、フックス角膜内皮ジストロフィの治療薬および、角膜内皮再生医療等製品の開発にお力添えいただく予定です。
- Baratz KH, Tosakulwong N, Ryu E, et al. E2-2 protein and Fuchs’s corneal dystrophy. N Engl J Med 2010;363:1016-1024.
- Wieben ED, Aleff RA, Tosakulwong N, et al. A common trinucleotide repeat expansion within the transcription factor 4 (TCF4, E2-2) gene predicts Fuchs corneal dystrophy. PloS one 2012;7:e49083.