木下茂先生(京都府立医科大学名誉教授・共同研究講座感覚器未来医療学教授)より応援メッセージをいただきました
木下茂先生(京都府立医科大学名誉教授・共同研究講座感覚器未来医療学教授)からのメッセージ
2018年、アクチュアライズ株式会社は、同志社大学発のベンチャー企業として設立されました。この新たな船出には、同志社大学生命医科学部医工学科の小泉範子教授と奥村直毅教授が深く関わり、角膜内皮疾患の治療に革新をもたらす製品の開発を目的としていました。具体的には、一つは点眼薬、もう一つは再生医療製品です。お二人は京都府立医科大学出身で、かつて私が主宰した眼科学教室にも入局された経歴を持ちます。故に、小泉範子先生とは1994年から、奥村直毅先生とは2001年からの長いつながりがあります。両先生は卓越した眼科医でありながら、優れた医学研究者としてもその才能を発揮されています。特に、私が角膜疾患の新たな治療法の研究開発に注力していたことから、両先生も同様のプロジェクトに関与してこられました。私たちが京都府立医科大学で特に力を入れていたのは、培養角膜内皮細胞を用いた再生医療製品の開発でした。この重要なプロジェクトを両先生と共に推進してきましたが、アクチュアライズ株式会社の創業に伴い、それぞれが独立した研究グループを率いて新たな道を歩むことになりました。異なる道を歩むとは言え、私たちの願いは同じです。重症の角膜内皮疾患に苦しむ人々に希望の光を届けるため、両先生がさらにご尽力されることを心より願っています。