浦坂純子先生(同志社大学教授・社会学部長)より応援メッセージをいただきました
浦坂純子先生(同志社大学教授・社会学部長)からのメッセージ
アクチュアライズ社が目指していることは、ごくシンプルです。もし自分や自分の大切な人が目を患い、見えなくなるかもしれないという不安に駆られた時に、医師から「かつては角膜移植でしか治せなかったのですが、今は目薬で治療できますよ」といってもらえたらどれだけ嬉しいか。その安心と希望を一日も早く、必要とする人全てに分け隔てなく届けようとしているのが、アクチュアライズ社のミッションであると理解しています。
新しい治療の基礎となる研究は、小泉範子教授、奥村直毅教授らの地道な努力により、着実に結果を出してきました。研究自体の評価はすでに確固たるものがあり、研究者としてなすべきことは十二分に果たしているといえます。にもかかわらず、未知の分野であるバイオベンチャーを立ち上げ、少なからぬリスクを背負い、日々奮闘しているのはなぜか。論文を発表して自身が賞賛されることよりも、一日千秋の思いで治療を待っている人々に心を寄せ、その目の光を守るために困難な挑戦も厭わない「志」は、同志社の土壌が育んだものなのかもしれません。
アクチュアライズ社の「志」に共感し、応援してくださっている方々が数多くいらっしゃると聞きます。私もその一人です。生みの苦しみを皆で分かち合いながら、何としてでもアクチュアライズ社の製品を同志社の名の下に世に送り出したい。医学部を持たない同志社でも最先端の再生医療の研究ができ、社会に貢献できる力があることを示したい。それは病に苦しむ人々を救うだけでなく、私たちにも、そして未来ある若者たちにも、自らの「志」に挑戦し続ける勇気を与えてくれるでしょう。
もし将来、私が目を患い、医師から「かつては角膜移植でしか治せなかったのですが、今は目薬で治療できますよ」といってもらえたら、こう自慢するつもりです。
「ありがとうございます。それ、私の親友が作った目薬なんですよ。」